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香川県(讃岐)の霊場〜涅槃の道場 |
札番 |
寺院名 |
納経印 |
巡礼情報 |
第
66
番 |
巨鼇山(きょごうざん)
千手院(せんじゅいん)
雲辺寺(うんぺんじ)
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千手観音
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)空海
(弘法大師) |
創
建 |
延暦8年
(789) |
札所
本尊 |
千手観世音 |
御詠歌 |
「はるばると 雲のほとりの 寺にきて つきひを今は ふもとにぞ見る」 |
八十八箇所中で最も標高(911m)が高い札所である。ゆえに四国高野と呼ばれている。「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされた。現在は、麓から高速ロープウエーで山頂駅まで登ることができる。住所は徳島県だが、霊場としては讃岐(香川県)の打ち始めでいわば「関所寺」。境内には「おたのみなす」というナスの腰掛がある。 |
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第
67
番 |
小松尾山(こまつおざん)
不動光院(ふどうこういん)
大興寺(だいこうじ)
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薬師如来]
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
空海
(弘法大師) |
創
建 |
弘仁13年
(822) |
札所
本尊 |
薬師如来 |
御詠歌 |
「うえおきし 小松尾寺を ながむれば 法の教えの 風ぞ吹きける」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
地元では大興寺というより、山号にちなむ「小松尾寺」という呼称が親しまれ、近傍一帯の集落を小松尾と呼ぶ。真言宗の寺院であるが、往時真言二十四坊天台十二坊が甍を連ね、同じ境内で真言天台二宗が兼学したという珍しい来歴を持つ。そのためか天台宗の影響が大きく、本堂に向かって左側の弘法大師堂とともに、右側に天台宗第三祖智を祀る天台大師堂があるという配置にその名残を留めている。 |
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第
68
番 |
七宝山(しっぽうざん)
神恵院(じんねいん)
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阿弥陀如来
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宗
派 |
真言宗
大覚寺派 |
開
基 |
日証上人 |
創
建 |
大宝3年
(703) |
札所
本尊 |
阿弥陀如来 |
御詠歌 |
「笛の音も 松吹く風も 琴弾きも 歌うも舞うも 法のこえごえ」 |
68番・神恵院(琴弾八幡宮)も69番・観音寺(神宮寺)も琴弾公園内の琴弾山の中腹にある。2つの札所が同じ境内に存在する、とても珍しい霊場。裏山の頂上から、銭型(寛永通宝)を眺められる。 |
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第
69
番 |
七宝山(しっぽうざん)
観音寺(かんおんじ)
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大悲殿
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宗
派 |
真言宗
大覚寺派 |
開
基 |
日証上人 |
創
建 |
大宝3年
(703) |
札所
本尊 |
聖観音 |
御詠歌 |
「観音の 大悲の力 強ければ 重き罪をも 引き上げてたべ」 |
68番・神恵院(琴弾八幡宮)も69番・観音寺(神宮寺)も琴弾公園内の琴弾山の中腹にある。2つの札所が同じ境内に存在する、とても珍しい霊場。朱色の本堂は国の重文。裏山の頂上から、銭型(寛永通宝)を眺められる。 |
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第
70
番 |
七宝山(しっぽうざん)
持宝院(じほういん)
本山寺(もとやまじ)
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馬頭観音
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宗
派 |
高野山
真言宗 |
開
基 |
(伝)空海
(弘法大師) |
創
建 |
(伝)大同4年
(809) |
札所
本尊 |
馬頭観世音菩薩 |
御詠歌 |
「もとやまに 誰が植えける 花なれや 春こそたおれ 手向けにぞなる」 |
本尊真言 |
「おん あみりと どはんば うん はった そわか」 |
鎌倉時代再建の本堂は国宝に指定。仁王門は重文。四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とこの本山寺の4ヶ所だけという五重塔が目印。なお、馬頭観音を本尊とするのはこちらだけ。 |
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第
71
番 |
剣五山(けんござん)
千手院(せんじゅいん)
弥谷寺(いやだにじ)
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大悲殿
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
(伝)行基、
聖武天皇(勅願) |
創
建 |
(伝)奈良時代 |
札所
本尊 |
千手観音 |
御詠歌 |
「悪人と行連なんも彌谷寺只かりそめも良き友ぞよき」 |
大本山弥谷寺のある弥谷山は、古来より霊山(仏山)として信仰されたと言われ、日本三大霊場(恐山・臼杵磨崖仏・弥谷山)の一つに数えられたとされる。金銅四天王五鈷鈴は国の重文。仁王門から本堂までの急勾配な石段は540段ある。大師堂は、岸壁を背に建てられている。中へ入ると獅子が口を開いたような形をした岩窟があり、大師像など、数々の仏像が安置されている。また、境内のあちこちでは「麿崖仏」を拝むことができる。 |
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第
72
番 |
我拝師山(がはいじざん)
延命院(えんめいいん)
曼荼羅寺(まんだらじ)
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大日如来
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
(伝)行基 |
創
建 |
(伝)推古天皇4年
(596) |
札所
本尊 |
大日如来 |
御詠歌 |
「わずかにも 曼荼羅おがむ 人はただ ふたたびみたび 帰らざらまし」 |
本尊真言 |
「おん あびらうんけん ばさらだどばん」 |
八十八箇所中、最も古いと伝わるお寺。当時は世坂寺と言われた。弘法大師が唐から持ち帰った曼荼羅(胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅が安置されているが当時のものではない)を奉納したことから寺名を変えたのだとが。空海の手植えとされた「不老松」があったが、2002年に枯死している。その松の幹に掘られた大師像(笠松大師)が境内にある。 |
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第
73
番 |
我拝師山(がはいしざん)
求聞持院(ぐもんじいん)
出釈迦寺(しゅっしゃかじ)
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釈迦如来
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)空海
(弘法大師) |
創
建 |
奈良後期〜
平安時代前期 |
札所
本尊 |
釈迦如来 |
御詠歌 |
「迷いねる 六道衆生救わんと 尊き山にいづる 釈迦寺」 |
本尊真言 |
「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」 |
7歳の弘法大師が「仏門に入って多く人と衆生を救いたいのです。私の願いが叶うなら釈迦如来様、お姿を現して下さい。もし、願いが叶わないのなら私の命を仏に供養します」と願い、身を投じたと伝わる捨身ヶ嶽がある。 |
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約300年前までは山頂が札所(現・奥の院)になっていたが、1920(大正9)年に麓に移された。 |
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第
74
番 |
医王山(いおうざん)
多宝院(たほういん)
甲山寺(こうやまじ)
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薬師如来
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
(伝)空海
(弘法大師) |
創
建 |
(伝)弘仁12年
(821) |
札所
本尊 |
薬師如来 |
御詠歌 |
「十二神 味方に持てる 戦には おのれと心 甲山かな」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
甲山寺周辺は弘法大師の故郷で、幼少時代によく遊んだといわれる場所。裏山の形が甲冑の形に似ていたことから甲山寺の名が付いた。大師堂の左手にある奥行12mほどの岩窟があり、大師が彫ったといわれる毘沙門天像が祀られている。
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第
75
番 |
五岳山(ごがくざん)
誕生院(たんじょういん)
善通寺(ぜんつうじ)
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薬師如来
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
佐伯善通 |
創
建 |
(伝)大同2年
(807) |
札所
本尊 |
薬師如来
(常時御開帳) |
御詠歌 |
「我住まばよも消えはてじ善通寺深き誓いの法のともしび」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
善通寺派の大本山。平安時代初頭の807年に真言宗開祖空海の父である佐伯善通を開基として創建された。伽藍は創建地である東院と、空海生誕地とされる西院(御誕生院)に分かれている。御誕生所である善通寺は、京都の東寺、和歌山の高野山と並ぶ弘法大師三大霊跡のひとつとして、古くから篤い信仰をあつめている。高さ45mの五重塔(建立以来3回改修されていて現座の塔は明治35年完成)は東寺、興福寺に次ぎ木造では日本で3番目の高さ。 |
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第
76
番 |
鶏足山(けいそくざん)
宝幢院(ほうどういん)
金倉寺(こんぞうじ)
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薬師如来
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宗
派 |
天台寺
門宗 |
開
基 |
(伝)和気道善 |
創
建 |
(伝)宝亀5年
(774) |
札所
本尊 |
薬師如来 |
御詠歌 |
「まことにも 神仏倉を 開くれば 真言加持の 不思議なりけり」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
智証大師(円珍)さま御誕生処、子授や安産にご利益のあると云われる 訶利帝母(鬼子母神)さま日本最初出現の地、乃木将軍寓居の寺としても知られている。こちらは大師堂ではなく祖師堂と呼ぶ。それは弘法大師の他、最澄など様々な宗派の開祖を祀っているからである。 |
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第
77
番 |
桑多山(そうたざん)
明王院(みょうおういん)
道隆寺(どうりゅうじ)
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薬師如来
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宗
派 |
真言宗
醍醐派 |
開
基 |
(伝)和気道隆 |
創
建 |
(伝)天平勝宝元年
(749) |
札所
本尊 |
薬師如来 |
御詠歌 |
「ねがいをば 仏道隆に 入りはてて 菩提の月を 見まくほしさに」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
仁王門をくぐると、ブロンズの観音さん(255体)が迎えてくれる。創建の頃付近一帯は広大な桑園で、絹の生産地であったようである。次の本尊の御開帳(50年に一度)は2033年。境内には潜徳院堂(眼なおし薬師如来)がある。 |
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第
78
番 |
仏光山(ぶっこうざん)
広徳院(こうとくいん)
郷照寺(ごうしょうじ)
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法王殿
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宗
派 |
時宗 |
開
基 |
(伝)行基 |
創
建 |
(伝)神亀2年
(725) |
札所
本尊 |
阿弥陀如来 |
御詠歌 |
「踊りはね 念仏唱う 道場寺 ひょうしをそろえ 鐘を打つなり」 |
地元では「厄除うたづ大師」と呼ばれ、また、四国霊場で唯一「時宗」の霊場である。境内には立派な庭園がある。また万体観音堂には3万体の観音像が並んでいる。 |
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第
79
番 |
金華山(きんかざん)
高照院(こうしょういん)
天皇寺(てんのうじ)
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大悲殿
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)空海(弘法大師) |
創
建 |
(伝)弘仁年間
(810〜824) |
札所
本尊 |
十一面観音 |
御詠歌 |
「十楽の 浮世の中を たづぬべし 天皇さへも さすらひぞある」 |
境内は崇徳上皇を祀る白峰宮に隣接し、元は白峰宮の神宮寺であった。至る所に菊の御紋がある。 |
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第
80
番 |
白牛山(はくぎゅうざん)
千手院(せんじゅいん)
國分寺(こくぶんじ)
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大悲殿
|
宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)行基 |
創
建 |
天平勝宝8年
(756)以前 |
札所
本尊 |
十一面千手観世音菩薩 |
御詠歌 |
「国を分け 野山をしのぎ 寺々に 詣れる人を 助けましませ」 |
奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、讃岐国国分寺の後継寺院にあたる。山門の右手には七重の塔の礎石も残っており、現存していれば京都・東寺の五重塔を超す大塔だったといわれている。四国霊場開創1200年を記念し新たに大日如来像の建立を平成28年頃までに予定している。 |
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第
81
番 |
綾松山(りょうしょうざん)
洞林院(どうりんいん)
白峯寺(しろみねじ)
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千手観音
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)空海(弘法大師)、
円珍(智証大師) |
創
建 |
(伝)弘仁6年
(815) |
札所
本尊 |
千手観音 |
御詠歌 |
「霜さむく 露白妙の 寺のうち 御名を称ふる 法の声々」 |
別格本山。香川県の霊峯である五色台はその名の通り五峯(黄峯・白峯・赤峯・青峯・黒峯)からなり、当山はその最も西よりの白峯(標高377m)に位置し、瀬戸内の雄大な景色を望める。石造十三重塔2基と、木造頓證寺勅額は、国指定の重要文化財。七棟門をくぐり参道を行くと崇徳(すとく)上皇の御霊所・頓証寺(とんしょうじ)殿や上皇にゆかりのある「玉章木(たまずさのき)」がある。 |
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第
82
番 |
青峰山(あおみねざん)
千手院(せんじゅいん)
根香寺(ねごろじ)
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大悲殿
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宗
派 |
天台宗
単立 |
開
基 |
(伝)空海(弘法大師)、
円珍(智証大師) |
創
建 |
(伝)弘仁年間
(810〜824) |
札所
本尊 |
千手観音 |
御詠歌 |
「よひのまの たへふる露の 消えぬれば あとこそかねの 勤行の声」 |
本尊真言 |
「おん ばさら たらま きりく そわか」 |
香川県の霊峯である五色台はその名の通り五峯(黄峯・白峯・赤峯・青峯・黒峯)からなる。本尊である木造千手観音立像は、桜材の一木造りで、平安時代の作。33年に一度開扉の秘仏で国指定の重要文化財。こちらには、牛鬼のものとされる角が秘蔵されている。これは江戸時代初めに青峰で山田蔵人高清なる弓の名手に退治された牛鬼とされ、同寺に残されている掛軸の絵によると、その牛鬼は猿のような顔と虎のような体を持ち、両前脚にはムササビまたはコウモリのような飛膜状の翼があったという。 |
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第
83
番 |
神毫山(しんごうざん)
大宝院(たいほういん)
一宮寺(いちのみやじ)
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聖観音
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)義淵 |
創
建 |
(伝)大宝年間
(701〜704) |
札所
本尊 |
聖観世音菩薩 |
御詠歌 |
「岐一 宮の御前に 仰ぎ来て 神の心を 誰かしらいふ」 |
江戸時代までは隣接する讃岐一宮である田村神社と同一視・混同されていたが、延宝7(1679)年に時の高松藩主である松平頼常によって分割され、現在に至っている。 |
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第
84
番 |
南面山(なんめんざん)
千光院(せんこういん)
屋島寺(やしまじ)
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千手観音
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宗
派 |
真言宗
御室派 |
開
基 |
(伝)鑑真 |
創
建 |
(伝)天平勝宝6年
(754) |
札所
本尊 |
千手観音 |
御詠歌 |
「梓弓 屋島の寺に 詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ」 |
準大本山。屋島は高松市の東、標高293メートルの火山台地の半島で、那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の古戦場の史蹟で知られる。 |
重要文化財
・本堂(附:厨子) - 入母屋造、本瓦葺き。鎌倉時代の前身堂の部材を用いて元和4年(1618年)建立。
・木造千手観音坐像 - 像高94cm。平安時代中期、10世紀頃の作。像の保存状態がよく、左右の脇手や光背の二重円相部分なども大部分当初のものが残る点が貴重。
・梵鐘 - 貞応2(1223)年の銘あり。 |
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第
85
番 |
五剣山(ごけんざん)
観自在院(かんじざいいん)
八栗寺(やくりじ)
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本尊聖観音
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宗
派 |
真言宗
大覚寺派 |
開
基 |
(伝)空海(弘法大師) |
創
建 |
(伝)天長6年
(829) |
札所
本尊 |
聖観世音菩薩 |
御詠歌 |
「煩悩を 胸の智火にて やくりをば 修行者ならでは 誰か知るべき」 |
標高375mの五剣山は、地上から剣を突き上げたような神秘的な山。八栗山はその8合目にあり、多くの遍路さんはケーブルカーで登られる。 |
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第
86
番 |
補陀洛山(ふだらくさん)
志度寺(しどじ)
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十一面観音
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宗
派 |
真言宗
善通寺派 |
開
基 |
(伝)尼凡薗子 |
創
建 |
(伝)推古天皇33年
(626) |
札所
本尊 |
十一面観音 |
御詠歌 |
「いざさらば 今宵はここに しどの寺 祈りの声を 耳に触れつつ」 |
五重塔を持つ四国霊場屈指の古刹。秘仏で重文の十一面観音は毎年7月16、17日に御開帳される。住職はお医者さん。平賀源内の出身地である志度は国産桐下駄の約4割が今も製造されている。昭和30年代は製造業者が30軒もあったが、現在は2軒しか残っていないが。 |
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第
87
番 |
補陀洛山(ふだらくさん)
観音院(かんおんいん)
長尾寺(ながおじ)
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聖観音
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宗
派 |
天台宗 |
開
基 |
(伝)行基 |
創
建 |
(伝)天平11年
(739) |
札所
本尊 |
聖観世音菩薩 |
御詠歌 |
「あしびきの 山鳥の尾の 長尾寺 秋の夜すがら 御名を唱えて」 |
別格本山。明治維新以後、本坊は学校や警察、郡役所などの公共施設に提供された寺。正月には力自慢が集まり、力餅運搬協議が開かれる。明治末、当時の住職が発案したそうだ。江戸時代、黒岩という力士がこちらで祈願して金剛力を授かったという伝説にあやかったのだとか。 |
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第
88
番 |
医王山(いおうざん)
遍照光院(へんしょうこういん)
大窪寺(おおくぼじ)
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薬師如来
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宗
派 |
真言宗
大覚寺派 |
開
基 |
(伝)行基 |
創
建 |
(伝)養老年間
(717〜724) |
札所
本尊 |
薬師如来 |
御詠歌 |
「南無薬師 諸病なかれと 願いつつ 詣れる人は おおくぼの寺」 |
本尊真言 |
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」 |
八十八ヶ所結願(けちがん)の名刹。謡曲『海人』で知られる「海女の玉取り伝説」が伝えられており、境内には「海女の墓」が五輪塔群として現存する。また、浄瑠璃の『花上野誉の石碑』(志渡寺の段/しどうじのだん)などの舞台にもなっている。本寺で結願証明書(賞状)を有料で書いてもらうことができる。寶杖堂(ほうじょうどう)にはお遍路を終えた人の「同行二人」を共にした金剛杖が納められている。これらは毎年春夏の「柴灯護摩供(さいとうごまく)」で供養される。本堂西側にそそりたつ女体山には奥の院がある。 |
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札番 |
寺院名 |
納経印 |
巡礼情報 |
お
礼
参
り |
高野山
真言宗
総本山
金剛峯寺(こんごうぶじ)
神明窟 |
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宗
派 |
高野山
真言宗 |
開
基 |
空海 |
創
建 |
弘仁7年
(816) |
札所
本尊 |
阿しゅく如来 |
総本山.。117ヶ寺と52の宿坊が密集する、日本では他に例を見ない宗教都市である。玄関口にある大門の仁王像は高さ5m58cm、仁王像としては日本で2番目の大きさ。 |
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