神奈川地酒一覧(ワイン編)

明治末期からつい最近まで、神奈川県でもワインが造られていたのをご存知ですか?
横浜・峰岡町の「皇国葡萄酒」と相模原の「ゲイマーワイン」がそれです。

前者は、アメリカで醸造を学んだ中垣秀雄氏による、明治末期開園した常盤台の「帷子(かたびら)葡萄園」と峰岡町の「皇国葡萄酒」です。「皇国」の名を付した赤ワイン、ポートワイン、規那鉄(きなてつ)ワインを昭和3年の東京博覧会に出品してます。国外にも手を広げ、戦時中は皇室御用達にもなっています。「帷子葡萄園」だけでは需要を賄いきれず、昭和9年、峰岡町に本社を残し、ぶどう園とワイナリーを相模原に移し、相模醸造所として発展していったが、太平洋戦争で一部を接収されたうえ、戦災で、経営が苦しくなったそうです。戦後経営不振となり、昭和30年代には、醸造所もぶどう園も全廃してしまいました。

後者は、ゲイマー・康子(戸田康子)氏による、ゲイマーワイナリーです。1952年(昭和27年)創業で、相模原ゴルフクラブに隣接した16000坪のゲイマーブドウ農園は、本格的ワイナリーでした。フランス人が作るワインということで、収穫祭の時にはフランス大使を含めた周辺の在日フランス人が集まる貴重な場所として賑わったそうです。20年近く前まで、東京都港区の西久保巴町に立派な売店を出していたので東京でも知る人は知っていたそうだ。しかし、夫妻が他界していることと、葡萄の木の樹齢が、寿命を迎える50年となり、また後継者や、環境等の問題から、2004/12末で閉園となってしまいました。

そして2005年春に、追浜商店街活性化のため、関東学院大学と協働で企画され、国内初の「商店街ワイン」が誕生した。

(協)追浜商盛会


追浜こみゅに亭&ワイナリー

京急・追浜駅より徒歩6分。国道16号線沿い。
【住所】横須賀市追浜町2-13 【電話】046-865-2625
営業情報 【営業時間】11:00〜17:00 【定休日】日曜・祝日
コメント 全国で始めて商店街の空き店舗を利用してワインの醸造を行っている。

鳥海病院
すぐ近くのレトロな建物の病院。昭和8年築の木造洋館である。
横須賀おっぱまワイン
三浦沖海洋深層水を使用して醸造したワイン。(2008/5)
(赤:360ml/800円/14%/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(白:360ml/800円/12.5%/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)

ゲイマーワイン(株)(Gueymard wine K.K) 相模原市大野台4-1-11
友人から経営に失敗した相模原の葡萄畑を買い取って、戸田康子氏のフランス人の夫、マーセル・ゲイマー(Marcel Gueymard)氏の実家がプロヴァンスのワイナリーであったことから、ブドウの苗木を大量(約80種類以上)に輸入して、自社栽培葡萄のみを醸造するワイン造りを始めたそうだ。最盛期には40,000リットルの販売量、最近でも年間10,000リットルほどの生産量があったそうです。

ゲイマー・ワイナリーには赤、白、デザートワインの3種類のワインと、ブランデーが1種類あった。様々な葡萄がブレンドされた混醸ワインで、種類の表示も、ヴィンテージもありません。ワインが1,200円/720ml 、ブランデーが2,500円 /720mlです。主力の赤ワインの名前は「金の樽」(Muidor)ですが、これはゲイマー氏の実家のワイン名に因んでいます。
下記は、各自治体の酒販協同組合などによる名産品です(手印酒類)


神奈川県央酒販協同組合 綾瀬支部酒類研究会
企画:綾瀬市商工会 バラワイン作成委員会
笹一酒造(株)




大正8(1919)年創業の清酒蔵。ワインも造っています。
ローズワインアヤセ
綾瀬市の市の花が「ばら」だそうだ。2004年にも発売されたローズワインが、限定800本で、2006/6/7から市内17店舗の酒販店(こちら)で販売されている。(2006/6)
(720ml/1260円/8%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)


平塚酒販協同組合
マンズワイン(株)



(マンズ各種)

マンズワインは、世界一の醤油メーカー、キッコーマン(株)の出資によって1962年に設立されたワインとブランデーの製造会社。こちらも参照。
ばらのワイン(白)
湘南ひらつか名産品の1つ。甲州ぶどうをベースに薔薇の花びらをつけ込み、色と香りを抽出して完成。白の他に赤とロゼがある。梅屋で購入。(2004/11)
(500ml/1028円/13%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)




横須賀酒販協同組合(横須賀・三浦市に組合加盟店は約430店舗)
マンズワイン(株)



(マンズ各種)

マンズワインは、世界一の醤油メーカー、キッコーマン(株)の出資によって1962年に設立されたワインとブランデーの製造会社。こちらも参照。
横須賀パールワイン
横須賀の田浦梅林の梅を100%使用した微発泡梅ワイン。赤ワインをブレンドしてパールピンク色に仕上げたそうだ。(2009/9)
(500ml/970円/7%/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
横須賀 田浦梅の里 梅りきゅーる
横須賀の田浦梅林の梅を100%使用したリキュール。毎年8月に横須賀・三浦市内の酒屋さんや一部デパートで手にはいる限定人気酒。酸味は感じられるが結構甘口で梅酒と言った感じ。横須賀酒販協同組合では、「横須賀梅わいん」、横須賀の走水の涌水を使った純米吟醸「横須賀ストーリー」、「吟醸黒船」、「横須賀・三浦ベイエリアウーロン茶・緑茶」なども発売している。今年からラベルに「田浦梅の里」と明記されている。 (2005/8)
(720ml/1050円/13%/酸味料、赤キャベツ色素使用)
横須賀梅ワイン
横須賀の田浦梅林の梅を100%使用したワイン。毎年8月に横須賀・三浦市内の酒屋さんや一部デパートで手にはいる限定人気酒。酸味は感じられるが結構甘口で梅酒と言った感じ。横須賀酒販協同組合では、「横須賀梅りきゅーる」、横須賀の走水の涌水を使った純米吟醸「横須賀ストーリー」、「吟醸黒船」、「横須賀・三浦ベイエリアウーロン茶・緑茶」なども発売している。 (2004/8)
(720ml/1050円/10%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)


逗子市商工会
マンズワイン(株)



(マンズ各種)

マンズワインは、世界一の醤油メーカー、キッコーマン(株)の出資によって1962年に設立されたワインとブランデーの製造会社。こちらも参照。
逗子 桜葉&ワイン
大島桜の葉を、梅ワインに漬け込んだワイン。(2005/11)
(720ml/1260円/13%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)、赤キャベツ色素使用)


藤沢小売酒販組合寒川支部
蒼龍葡萄酒(株)



(蒼龍のワイン)

明治32(1899)年創業の勝沼の草分け的ワイナリー。こちらも参照。
寒川の梨わいん
平成7年からの販売であるが、今年2005/11リニューアル。ややピンク色している。味も良くなっている。(2005/11)
(360ml/546円/10%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
町内31の加盟店で購入可能。当初は甘口と辛口の2種類だったが、平成14年から中間の味1本となっている。
寒川の梨わいん
寒川特産の「幸水」梨を使ったワイン。アルコール度は10%未満。勝沼の草分け的ワイナリーとの共同開発。梨には疲労回復のアスパラギン酸や、血糖値の上がらないソルビトールという糖分が含まれていると言われています。(2003/12)
味の方ですが、うーん「美味い」というほどではありませんが、口当たりは良かった。
(他社のですが...)
トキワ 梨ワイン「梨花一輪」:日本で初めて製品化に成功した梨ワイン



茅ヶ崎酒販組合
シャンモリワイン
盛田甲州ワイナリー(株)







1973年創業の旧・甲州葡萄酒本舗。
茅ヶ崎ワイン 白(辛口)・赤
茅ヶ崎市内の茅ヶ崎ワイン取扱店に空瓶を返却すると50円キャッシュバックされる。(2006/8)
(720ml/1100円/14%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用/山梨県産ぶどう100%)
カベルネ・ソーヴィニョンとマスカット・ベリーAを使用して、程よいタンニンと爽やかな酸が持ち味のライトボディーの味わい。(2006/11)
(赤:720ml/1100円/11%/酸化防止剤(亜流酸塩)使用/輸入ワイン、国産ぶどう果汁使用)


企画開発:藤沢小売酒販組合青年会
メルシャン(株)



(メルシャンのワイン)

日本最初のワイン会社である「大日本山梨葡萄酒会社」は明治10(1877)年の創業。やがて解散したが、戦後1949年にブランド「メルシャン」が誕生。「メルシャン」とは「メルシー」(感謝)と「アン」(〜する人)から生まれた造語で、61年から62年にかけて、三楽酒造、日清醸造、オーシャンが合併し、現在の「メルシャン」となる。その国産ワイン最大手も、2006年キリン傘下となる。
藤沢そだち 赤
藤沢の工場(以前は三楽←大和醸造)で醸造、瓶詰されたワイン。
(720ml/1030円/14%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)/輸入ワイン・国内産ワイン使用)

企画開発:(株)オーシャングライド・マリンプロダクツ
サーフボード製造メーカー
高畠ワイン(株)




1948年に長野県塩尻市に「太田葡萄酒(株)として設立。1991年に山形県東置賜郡高畠町に「高畠ワイン(株)」に社名変更、移転。こちらも参照。
湘南アイランドワイン カベルネ&メルロ
「湘南の食材に合うワインを」ということで、原材料にこだわり、独自にブレンドされた「湘南アイランドワイン」が2007年末に発売。白は100%国産のシャルドネを使用した辛口タイプ、赤はチリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンと、国産のメルロを使用した深みある味わい。マークは湘南サーフボードサブレと同じ。
(360ml/1050円/12%/酸化防止剤(亜流酸塩)/輸入ワイン・国内産ワイン使用)



神奈川県央酒販協同組合海老名支部(約60店)
大和葡萄酒(株)




世界で数々の賞を受賞しているワイン蔵。1912年の創業である。地ビールも造っている。
いちごわいん
県央小売酒販組合海老名支部加盟の酒販店約60店で販売されている。「いちごわいん」(720ml)は、1988年に市内産の「とちおとめ」を使って同支部が開発した。特選の甘口(1500円)と甘さ控えめ(1250円)の2種。2000年から販売開始となった「シュワットVery」は、ほのかな甘さとさわやかな飲み心地が特徴で、初夏の特産品として販売されている。毎年6/15(苺の日)から販売開始です。今年は6/30から、いちごわいん生誕20周年を記念して、レモン果汁を加え熟成させた、記念ボトルを販売している。海老名の「おおさわ」で購入。(2007/7/1)
(720ml/1800円/9%/酸化防止剤(亜流酸塩))
(他社のですが...)
苺酢
県央小売酒販組合海老名支部加盟の酒販店約60店で販売されている。2006年から販売開始となった「苺酢」は、子供やお酒の飲めない人向けの飲料。毎年6/15(苺の日)から販売開始です。昨年は、2500本限定販売でわずか2週間で完売で購入できなかったので、今年は発売後すぐに海老名サティ内・リカーズ中山で購入しました。(2007/6/16)
【原料】 ワインビネガー、いちご果汁、果糖ぶどう糖液糖、ハチミツ、オリゴ糖、クエン酸、乳酸Ca、V.C.
【価格】 500ml:1400円
いちごわいん
県央小売酒販組合海老名支部加盟の酒販店約60店で販売されている。「いちごわいん」(720ml)は、1988年に市内産の「とちおとめ」を使って同支部が開発した。特選の甘口(1500円)と甘さ控えめ(1250円)の2種。2000年から販売開始となった「シュワットVery」は、ほのかな甘さとさわやかな飲み心地が特徴で、初夏の特産品として販売されている。毎年6/15(苺の日)から販売開始です。海老名の「おおさわ」で購入。(2006/6)
(720ml/1250円/9%未満/酸化防止剤)
(他社のですが...)
シュワット Very
海老名市内産のイチゴを使った炭酸ガス含有のスパークリングワイン。他に「いちごわいん」が2種あり、県央小売酒販組合海老名支部加盟の酒販店約60店で販売されている。「いちごわいん」(720ml)は、1988年に市内産の「とちおとめ」を使って同支部が開発した。特選の甘口(1500円)と甘さ控えめ(1250円)の2種。2000年から販売開始となった「シュワットVery」は、ほのかな甘さとさわやかな飲み心地が特徴で、初夏の特産品として販売されている。毎年6/15(苺の日)から販売開始です。海老名の「児島商店」で購入。(2005/6)
(500ml/750円/8%/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(他社のですが...)
いちごわいん 特選
県央小売酒販組合海老名支部加盟の酒販店約60店で販売されている。「いちごわいん」(720ml)は、1988年に市内産の「とちおとめ」を使って同支部が開発した。特選の甘口(1500円)と甘さ控えめ(1250円)の2種。2000年から販売開始となった「シュワットVery」は、ほのかな甘さとさわやかな飲み心地が特徴で、初夏の特産品として販売されている。毎年6/15(苺の日)から販売開始です。海老名の「児島商店」で購入。(2004/6)
(720ml/1500円/15%未満/酸化防止剤)
(他社のですが...)
巨峰えびな
海老名の酒屋さんが甲州(牧丘町)にある自分達のぶどう園で摘んだ「巨峰」を使用したやや甘口のワイン。海老名の「ホエールズマートおおさわ」で購入。(2004/6)
(720ml/1375円/15%未満/酸化防止剤・合成保存料無添加)


企画元:藤野町商工会 発売元:藤野町酒販店会藤栄会
勝沼醸造(株)




1937年創業のワイナリー。
藤野ゆずワイン 辛口(左) 甘口(右)
厳選された藤野のゆずで作ったワイン。(2004/12)
左(720ml/1470円/10%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
右(360ml/850円/10%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
ゆずワインは、初(H10)年度7000本、H11年15000本、H12年は12000本(この年は梅ワインを3500本)と順調に生産量を伸ばして現在に至っているようです。


清川村商工共栄会
マンズワイン(株)



(マンズ各種)

マンズワインは、世界一の醤油メーカー、キッコーマン(株)の出資によって1962年に設立されたワインとブランデーの製造会社。こちらも参照。
清川ゆずわいん
2001年から「梅わいん」を発売しているが、2005/2/1から第2弾として「ゆずわいん」の販売を開始。村内のゆず生産者3人から約710キロのゆずを確保し、メーカーに委託して約3000本を生産したそうだ。清川村交流促進センター「清流の館」で購入。(2005/2/11)
(720ml/1260円/9%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)



伊勢原市観光協会
大和葡萄酒(株)




世界で数々の賞を受賞しているワイン蔵。1912年の創業である。地ビールも造っている。
みかんの里
(2005/4)
(500ml/693円程度/15%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(佐渡の柿ワインです)
柿ワイン
霊峰大山の子易(禅寺丸)柿を原料に醸造したやや甘口の白ワイン。ちょっと好みに合いませんでした。(2004/3/13)
(500ml/950円程度/15%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(佐渡の柿ワインです)



小田原酒販協同組合
マンズワイン(株)



(マンズ各種)

マンズワインは、世界一の醤油メーカー、キッコーマン(株)の出資によって1962年に設立されたワインとブランデーの製造会社。こちらも参照。
みかんわいん
早摘みの小田原産みかんを100%使用したワイン。この手のワインとしては非常に美味い。ただし、かなり甘口で、度数も低めなのでデザートワインと飲むと最高。(2004/1)
(720ml/1000円/9%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
小田原酒販協同組合では他に、『小田原梅わいん』『小田原れもんわいん』『松田山桜葉&わいん』、『足柄いちじくわいん』がある。



小田原酒販協同組合
企画:ゆがわら21の会
勝沼醸造(株)




1937年創業のワイナリー。
マダム ゆがわら 甘口
湯河原産キウイフルーツを使用したワイン。他に辛口のムッシュがある。それにしてもなかなか美味いワインであった。湯河原の「花井商店」で購入。(2006/2)
(360ml/850円/14%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(おけさキウイフルーツわいん〜佐渡産キウイフルーツ100%使用〜:佐渡の地酒・北村酒店)
※他社製ですが...
ムッシュ ゆがわら 辛口
湯河原産キウイフルーツを使用したワイン。他に甘口のマダムがあるが、辛口のムッシュでも結構甘いと思う。それにしてもなかなか美味いワインであった。湯河原の「酒の多田」で購入。(2004/11)
(720ml/1575円/14%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
(掛川キウイワイン)
※他社製ですが...


山北町商工会
山北町酒販店会ひだり会
笹一酒造(株)




大正8(1919)年創業の清酒蔵。ワインも造っています。
やまきた蜜柑ワイン
山北の「温州みかん」は、みかん栽培の北限地。甘く美味しいワインでした。(2004/5/8)
(720ml/1200円/8%未満/酸化防止剤(亜流酸塩)使用)
 


神奈川県央酒販協同組合


(株)ルミエール


(ルミエールのワイン)

鶴舞の里
明治18(1886)年創業のルミエール社(旧 甲州園)との共同開発。カベルネ種とメルロー種のブドウをブレンドしたブーケの香りと芳醇さが特徴の赤ワインです。EC主催コンテスト「モンドコレクション」受賞。1800円ぐらい。