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谷戸奥の横浜国大テニスコート場近く。住宅街にあるお寺。 |
【住所】鎌倉市西御門1-11-1 |
巡礼情報 |
【納経時間】10:00〜16:00 【拝観料】境内志納 ※本堂拝観200円 |
宗派 |
時宗 |
開基 |
一向上人 |
開山 |
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創建 |
正応元(1293)年 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
札所本尊 |
如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ) |
札所 |
鎌倉三十三観音霊場 第5番 |
御詠歌 |
後の世を かけては頼む 観世音 救ひ給える あみはもらさし |
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コメント |
西御門(に しみかど)の閑静な住宅街の中にある来迎寺は、鎌倉時代に一向上人(い っこうし ょうにん)によって建てたと伝えられている。関東大地震で本堂が壊れ、現在の本堂は1994(平成6)年に建てられたもの。藤沢の「遊行寺」の末寺。同じ時宗であるが材木座の「来迎寺」とは関係ない。石段登り口には、鎌倉尼五山の第一位であった「太平寺跡」石碑がある。本尊の他に西御門にあった報恩寺(廃寺)の本尊であった地蔵菩薩像(宅間浄宏作)と鎌倉地方特有の仏像装飾の一技法の土紋を施した像で源頼朝の法華堂にあった如意輪観音半跏像がある。この日は本堂拝観は行われていなかった。(2012/3/7) |
報恩寺・岩上地蔵尊 地蔵菩薩像は1384(永徳4)年の宅間浄宏(たくまじょうこう)作とみられるもので県重文、元は報恩寺(ほうおんじ)の本尊だったものが、太平寺(たいへいじ)から法華堂(ほっけどう)を経てここに移された。報恩寺、太平寺ともに西御門にあった禅宗の寺で現在は廃しているが、太平寺の仏殿は「円覚寺」の舎利殿(しゃりでん)(国宝)となっている。石段手前に八雲神社がある。八雲神社の鳥居には海草らしきものが懸けられている。これはその年最初に実った穀物を神社に奉る初穂を模しているのだろうか? |