ビール編(チェコ) (チェコ:世界のビール屋さん『びあ蔵』)
【チェコのビール事情】
1993年にチェコ・スロバキア連邦共和国は、チェコとスロバキアの2つの国に独立を果たした。ボヘミア地方、ピルゼンで造られていた、ピルスナービールが世界のピルスナービール発祥の地として有名。アメリカを代表する「バドワイザー」がこの国のビール「ブドワゼ(バドバー)」の美味しさに感動し、その名前をもらったという逸話は有名な話。他の会社としては、トップシェアのピルスナーウルケル社(キリンビールが輸入販売:1987年に技術協力協定を締結しているわりにはあまり宣伝が...)、ガンブリヌス(Gambrinus)、アサヒ「スーパードライ」の委託生産を行っている、バス社傘下のプラハ・ビール社が、チェコ3大メーカである。
プラハ・ビール(Prazske Pivovary,a.s.)
1992年設立のプラハ・ビール社が、1997年、オストラバル、ブラティスラビッチェ・ビールの2社を合併して現在の会社のかたちとなる。3工場を有し、1998年の総生産量は24万キロリットル。同年のチェコ共和国の国内マーケットシェアは、約13%で第3位。また、1998年は34000キロリットルのビールを輸出し、チェコで3番目の輸出量をもつビール会社である。
主力ブランドの「Staropramen(スタロプラーメン)」は、チェコ市場での有力ブランドであるとともにドイツ、スロバキア、ロシア、イギリスなど25カ国に輸出されている。バスPLCが、78%の株式を所有している。
(ピルスナーウルケル:ただワインが好きなだけ)