カナディアンウィスキー
法律上、カナダ国内で最低3年間樽でねかしたものとされている。殆どのカナディアン・ウイスキーはブレンドしたマルチグレーンウイスキーである。少なくとも51%がライ麦ウイスキーであることから簡単に「ライムギ・ウイスキー」と呼ぶことが多い。しかし、こうしたものは醸造主がライ麦に小麦と大麦をブレンドしているものである。カナディアン・ウイスキーで特筆すべきことは、1920年代の禁酒法の時代にアメリカ合衆国に違法に輸入された(「ブーツレッグ」として知られる)ことである。ハイラム・ウォーカーとシーグラムは、ミシガン州デトロイトからデトロイト川を渡って簡単に小さく高速の舟で密輸できるようにウィンザーに醸造所があった。アメリカ合衆国とカナダの国境は長く監視されていなかったために容易に密輸ができたとか。
クラウン ロ−ヤル
JOSEPH E. FEAGRAM & SONS, LIMITED(カナダ、オンタリオ)
1939年イギリス国王ジョージ6世夫妻がカナダを初訪問した際、献上品としてつくったもの。今ではカナダを代表するウイスキーとして、世界各国で輸出されている。樽熟成による熟成香が豊か。(2005/5)

【原材料】 モルト(麦芽)、グレーン(穀類)
【ALC%】 40
【価格】 ミニチュア 50ml:367円程度
【原産国】 カナダ
カナディアンクラブ
HIRAM WALKER & SONS, LIMITED(カナダ、オンタリオ)
製造元のハイラム・ウォーカー&サンズ社は、カナダ最南端オンタリオ州ウォーカーヴィルに本社と工場がある。1858年にボストンの穀物商ハイラム・ウォーカーが創業。カナダを代表する企業に育ち、現在はアライド・ドメック傘下に入っている。(2005/5)

【原材料】 グレーン(穀類)、モルト(麦芽)
【ALC%】 40
【価格】 ミニチュア 50ml:288円程度
【原産国】 カナダ