ビール編(チリ) (チリ:世界のビール屋さん『びあ蔵』)

【チリのビール事情】
汚染されていない南緯40度の大自然の中、ビール醸造に一番適しているといわれる、日本の天然水より3倍軟らかい「超軟水」を使用し醸造されている。

ビールの約9割はチリの独占的飲料メーカである、CCU(Compa˜nía Cervecerías Unidas)の製品である。自社製品だけではなく、バドワイザーやハイネケンといった世界的に有名なビールも,国内ではCCUの独占販売やライセンス生産である。著しい成長をみせていたチリ南部の高品質のマイクロブリューワリーであったアウストラル醸造所と2000年に、クンズマン(クンストマン)醸造所とは2002年にパートナーシップを結び、自社の生産網にのせることに成功している。輸入ビールや他社のプレミアムビールがしだいに人気こなっているようだが、このような一企業によるビール市場の独占状態は約1世紀も続いている。

メーカ 詳細
(株)ネストコアコーポレーション
(輸入元)



Valdivia(ヴァルディヴィア)にあるCervecera Kunstmann(クンストマン醸造所)は、1997年9月にクンストマン家のガレージで誕生した醸造所。クンストマン家はドイツ植民の子孫で、1516年に独ミュンヘンで発布されたビール純粋法に則った製法でビール作りを続けている。また自然に恵まれ、仕込み水は世界でもトップクラスの軟水。「Patagonia」というブランド名は日本/ドイツ/米国への海外輸出用のもので、チリ国内では「Kunstmann」ブランドで販売されているそうだ。こちらもやはりCCUグループの一員。
【住所】チリ 【主要銘柄】パタゴニア
パタゴニア LAGER
超軟水を使用したビール。(2005/7)

【原材料】 麦芽、ホップ
【ALC%】 4.5
【価格】 330ml:210円程度
パタゴニア PALE ALE
100%天然原料の上面発酵ビール。(2003/7/11)

【原材料】 麦芽、ホップ
【ALC%】 5.2
【価格】 330ml:280円程度