別府八湯温泉道  

別府内の共同温泉やホテル旅館の温泉が、この温泉道に130湯前後参加しており、その中の88湯をめぐり、パスポートならぬ『スパポート』と呼ばれるスタンプ帳にスタンプを集めることで、「別府八湯温泉道名人」の称号を与えられる。四国に八十八ヵ所の霊場があり、「お遍路さん」という巡礼者が居るように、別府では『別府八湯温泉本』を片手に温泉八十八ヵ所を巡り、赤い『スパポート』にスタンプを押してまわる「湯遍路さん」という巡湯者たちが居るのだ。そして「満湯成就」となれば「温泉名人」として認められるのだ。小生はまだ二段に過ぎない。

onsenbon 別府八湯温泉本(2012〜2013年版) 定価350円(税込)
温泉道修行者は、まずこの本を購入する必要がある。参加施設情報以外に、温泉の無料入湯券1枚や、観光施設の割引券、各施設のマップが付いている必携アイテムのひとつ。毎年9月に販売され半年以内には売り切れるようだ。

【販売先】
別府駅観光案内所
別府八湯温泉道事務局(別府市観光協会内)
別府市内の書店・コンビニ
温泉道参加の旅館・ホテルの売店など(一部)
spaport スパポート 定価50円(税込)
この「スパポート」こそが「別府八湯温泉道表泉家」の必需品。各温泉に備え付けられている「入浴記念印」を押すページがある。また、温泉道修行の為に必要な心構えや注意事項が記載されている。湯遍路さん応援歌「湧くもの達」には笑った。「若者たち」のパロディだ。別府八湯温泉本内にも入門編として初段分のスタンプ押印欄があり、気軽に参加できる。

【販売先】
・別府駅観光案内所
・別府八湯温泉道事務局(別府市観光協会内)
・温泉本の無料入湯券や割引券の使える施設(一部)

※携帯電話を使う「ケータイ温泉道」という方法もあるが、やはりお遍路なので、小生にはスパポートが最適。
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認定タオルと認定状
入浴記念印が8つ集まったら初段認定!その後も8湯ごとに段位が上がり、段位認定を申請すると(1つの段位につき500円(名人は1,500円の申請料が必要)認定タオルと認定状がもらえる。
段位認定の申請は、下記事務局へ郵送もしくは直接行けば良い。(土日祝日は休み)

別府八湯温泉道事務局(別府市観光協会内)
874-8511 別府市上野口町1-15(別府市役所内)
TEL0977-24-2828

7段以上の高段位者の認定を受けると、温泉道実行委員会から「泉生」の称号とともに、「高段位者優遇入湯券」をいただくことができる。特定のホテルや旅館などが入湯無料、あるいは半額になり、1万円以上の価値があるそうだ。ただし、有効期限は1年間。そして、88ケ所を巡ると、温泉道名人として「ひょうたん温泉」の休憩所にある「温泉殿堂」に肖像写真とともに永年展示される。

左記は小生の二段の段位認定状と記念のタオルである。タオルは大阪・阪南のヨシトボー社製の国産品というこだわり。(2012/9/25)
「九州八十八湯めぐり」というのもある。
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