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建長5年(1253)、日蓮上人が鎌倉の松葉が谷に来て、初めて草庵を結んだ所の一つ。この地の領主・石井長勝が日蓮上人に帰依し、日除と名乗り、弘長3年(1263)にその邸内に寺を建てて、日蓮を開山にした寺である。境内の法華堂は、創建当時の建物である。本堂前には、上野公園の西郷隆盛像で有名な高村光雲作の、高さ8メートルの巨大な「日蓮聖人像」がある。さらに周りには、仏教における4人の守護神である「四天王像」が安置されている。2月11日の建国記念日に、寺に籠もり百日間粥をすすり水ごもりする荒行に心霊を捧げてきた日蓮宗の修行僧たちが、揃って寒水を浴び、世界平和と諸人の開運を祈祷する。(2017/12/31) |