シャンパン編
シャンパン(Champagne:シャンパーニュ) | |||||||||||||||||||||||||||
フランスのシャンパーニュ地方で造られる発泡性ワインのこと。フランスでは、ぶどうの品種や生産地域、製造法など法律で定められている。その条件を満たしたもののみ「シャンパン」と名乗ることが出来る。パリから北東145kmにあるシャンパーニュ地方は、北緯49~50度。ブドウ栽培にとっては北限となる。シャンパンに使われるブドウは主に3種。シャルドネ種、ピノ・ノワール種、ピノ・ムニエ種。
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(シャンパン&スパークリング:ワイン館NISHIURA楽天市場店) |
アイスワイン(アイスヴァイン)編 (アイスワイン! わいん@カナダ)
通常のわずか8分の1程度の果汁しか搾ることが出来ない、凍った完熟葡萄から造られるワイン。完熟し、果糖分が高い葡萄の実が、真冬の寒さによって果汁が凍結し、その実を凍ったまま搾汁したために、水分が氷として取り除かれさらに果糖分が凝縮され、非常に濃厚で強いフレーバーのワインとなったのである。
1794年ドイツ・フランコニアの農場で生まれた、大量生産が難しい、稀少価値の高いワインである。
ドイツの後、オーストリア、さらにカナダでも、ワインの原料となる高品質の葡萄の生産に適したオンタリオ州のナイアガラ・オン・ザ・レイクでアイスワインの生産が始まった。
近年、温暖化の影響のためか、ドイツやオーストリアでは葡萄が凍る温度まで気温が下がる日が少なく、安定したアイスワイン造りが困難になってきているそうだ。カナダでは、VQA(カナダワイン協定)規格と共にアイスワインの製法が厳しく定められており、収穫期も氷点下8度以下を連続して3日間記録しなければ摘み取ることができまない。ナイアガラ地方の厳しい気候は、今では安定した最高品質のアイスワイン造りに欠かせないものとなっている。
アイスワインという名称は、ドイツ、オーストリア、カナダ産のものに限り許された名称。シャンパーニュ地方で作られたスパークリングしかシャンパンと呼べないように、カナダ・ドイツ・オーストリアで作られたものしかアイスワインとは呼べない。
厳密に言うと、国際商標登録されているアイスワインは、日本には存在しないが、そのような品質に準じたワインは造られている。
良いアイスワインの選び方であるが、カナダ産の場合、VQAが認めた認定マークが付いていることが良質なアイスワインの基準となる。生産国にはそれぞれに取締り機関があり、カナダのVQAは、フランスのAOC、イタリアのDOC、ドイツのQmP、そしてアメリカのワイン法に相当する。
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