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東急大井町線・九品仏駅より仁王門まで徒歩5分。駐車場完備。 |
【住所】東京都世田谷区奥沢7-41-3 【電話】03-3701-2029 |
巡礼情報 |
【納経時間】 【拝観料】境内志納 |
宗派 |
浄土宗 |
開山 |
珂碩上人 |
創建 |
延宝6年
(1678) |
本尊 |
釈迦如来 |
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コメント |
駅名にもなっている「九品仏」(くほんぶつ)とは、一義的には、同寺に安置されている9体の阿弥陀如来像のことであるが、一般には同寺の通称となっている。広い境内の本堂の対面に3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体の印相の異なった阿弥陀如来像が安置されている。
この9体はそれぞれ、上品上生(じょうぼんじょうしょう)、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生を表し、これをあわせて九品(あるいは九品往生)という。
この九品の仏から、浄真寺は通称「九品仏」と呼ばれている。このような九体阿弥陀は、他に京都の浄瑠璃寺にしかない。この地は、もともとは世田谷吉良氏系の奥沢城であった。小田原征伐後同城は廃城となったが、寛文5年(1675年)に当地の名主七左衛門が寺地として貰い受け、延宝6年(1678年)、珂碩(かせき)が同地に浄真寺を開山した。ちなみに東急の自由が丘駅は、開業当初は「九品仏前駅」という名であった。(2014/2/12) |