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別名「ぽっくり往生の寺」。JR松田駅より徒歩10分。駐車場完備。 |
【住所】足柄上郡松田町松田惣領2160 【電話】0465-82-0401 |
巡礼情報 |
【納経時間】 【拝観料】境内志納 |
宗派 |
曹洞宗 |
開基 |
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開山 |
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創建 |
文明4(1472)年 |
本尊 |
薬師如来、聖観世音菩薩 |
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コメント |
10年くらい前までは向かいの県道を月に2回は利用していたがその存在を知らなかった。今回初めて寄ってみた。大きなお寺でびっくり。それに境内の約50種2000株のボタンが毎年見事に咲くそうだ。見頃は4月中旬〜5月上旬とかで、今回は残念ながら見れなかった。観音堂には、町指定重文が3体納められており、毎年1月18日に行われる延命寺観音祭礼に一般公開される。最も古いのが「薬師如来坐像」で像高65cm、台座がなく鎌倉時代の作といわれている。ご本尊は、「聖観音菩薩立像」で、像高さ153cm、鎌倉時代末期の作と考えられている。「薬師如来立像」は、像高145cmで室町時代前期の作と考えられている。(2012/6/30) |
観音堂の歴史は古い。布教のため、この地にやってきた行基が薬師如来と聖観世音菩薩の安置建立を里人に説き、草創したのが始まりだとか。『延命寺過去帳』によれば、観音堂は宝亀元年(770)に建立され、ここに祀られる本尊の薬師如来と聖観世音菩薩は行基作、胎籠馬頭観音土仏2体は弘法大師作と記されており、行基発願から約50年の歳月を経て寺が建立されたと見られるのだとか。観音堂は神奈川県史資料編に、「この観音さまは足柄上郡誌によれば、寒田神社付近にあった」と記されています。元禄16年(1703年)11月大地震により倒壊し、また洪水の恐れもあったので、宝永3年(1706年)に現在の延命寺境内に移したものであるといいます。大正12年9月関東大震災により堂宇が倒壊しましたが、延命寺住職安藤浄眼は檀徒に図り、昭和2年現在の位置に堂宇を移し、再建することができました。とのこと。桜3月下旬〜4月上旬、水仙4月上旬〜下旬、牡丹4月下旬〜5月上旬に楽しめる花の寺。 |